CLグループステージ首位通過のレスター 決勝T1回戦の対戦候補はレアル、バイエルン、PSGなど強豪揃い
運命の組み合わせ抽選会は12日、日本時間午後8時
日本代表FW岡崎慎司所属のレスター・シティは、初参戦のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でグループステージ首位のまま決勝トーナメントへの切符を手にした。決勝トーナメントでは、別グループ2位チームと対戦することが決まったが、その対戦候補にはメガクラブの名がずらりと揃う。
決勝トーナメント1回戦では、どのチームもグループステージで同組、または同一サッカー協会所属のチームとは対戦しないレギュレーションとなっている。各グループ1位と2位同士が対戦し、1位チームは決勝トーナメント1回戦をアウェー、第2戦をホームで戦う。
レスターはグループGで首位の座を確保。同じグループGを2位で通過したFCポルト、同国のマンチェスター・シティ(グループC・2位)と対戦する可能性はない。しかし、残る対戦候補はパリ・サンジェルマン(グループA・2位)、ベンフィカ(グループB・2位)、バイエルン・ミュンヘン(グループD・2位)、レバークーゼン(グループE・2位)、レアル・マドリード(グループF・2位)、セビージャ(グループH・2位)という6クラブとなった。
CL史上最多11度の優勝を誇るディフェンディングチャンピオンのレアル。フランスとドイツで国内リーグ4連覇中のパリ・サンジェルマンとバイエルン。ポルトガルリーグ3連覇中のベンフィカ。セビージャもUEFAヨーロッパリーグ3連覇中で、岡崎にとってはMF清武弘嗣との日本人対決実現の可能性もある。残るレバークーゼンにしても2001-02シーズンにCL準優勝の実績がある難敵だ。
プレミア王者は初参戦のグループステージ4勝1分1敗と健闘しているが、やはりライバルと比べて選手層の薄さで見劣りするのは否めない。控え組中心で挑んだ7日のポルト戦は、為す術なく0-5と惨敗した。リーグ戦でも16位と低迷しており、シーズン終盤に差し掛かる来年2月にカップ戦を戦い抜く体力が残っているか不安が残る。
運命の組み合わせ抽選会は12日、日本時間午後8時から行われる。奇跡のプレミア初優勝から続くレスターのおとぎ話は一体どのような展開を見せるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images