ドイツ“沈黙”させた冨安健洋に「新たな役割」 アーセナルでCB起用浮上「サプライズ候補」

ドイツ戦の勝利に貢献した冨安健洋【写真:Getty Images】
ドイツ戦の勝利に貢献した冨安健洋【写真:Getty Images】

4-1勝利のドイツ戦でCB起用、抜群のパフォーマンスに高評価

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間9月9日の国際親善試合ドイツ戦(4-1)でセンターバック(CB)として先発出場し、安定感抜群のパフォーマンスで勝利に貢献した。英国メディアでは、所属するアーセナルでもCB起用される予想が挙がっている。

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 アーセナルでは2021年夏の加入以来サイドバック(SB)が定位置となっている冨安。夏のプレシーズンマッチでCBとして試されることはあったが、今季も主にSBとして起用されている。

 そんな冨安はカタール・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰戦となった9日のドイツ戦で板倉滉とのCBコンビを組んで先発。後半には3バックにシステムを変更するなかで相手FWレロイ・サネを封じ込めるなど堅実な守備を見せただけでなく、正確なロングフィードによる攻撃への関与など攻守両面で存在感を示していた。

 英メディア「フットボール・ロンドン」は「冨安の新たな役割」として、代表ウィーク明けのプレミアリーグ第5節エバートン戦(現地時間9月17日)で冨安がCBとしてプレーする予想を立てている。日本代表での冨安のCBとしての活躍と、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが8日のボリビア戦(5-1)で負傷交代したことが重なり、冨安のコンバートが浮上した形だ。記事では「右SBの冨安健洋はドイツに圧勝した試合で日本代表のCBとして見事なプレーを見せた。ブラジル人(ガブリエウ)のサプライズ代役候補として浮上している」と伝えられていた。

 その場合、左右両サイドにウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコとイングランド代表DFベン・ホワイトが入り、中央で冨安とフランス代表DFウィリアム・サリバが並ぶ形が予想されている。

 前節のマンチェスター・ユナイテッド戦(3-1)では後半途中から左SBに投入され、ボール保持時には中盤に上がる“偽SB”としての役割をこなしていた冨安。抜群のユーティリティー性を誇る24歳は、また一つ新たな役割を担うことになるだろうか。

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