久保には94億円の契約解除条項が設定

　スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、所属2年目の今季、リーグ戦開幕4試合で3得点1アシストと好スタートを切った。この活躍により、かつて所属したレアル・マドリードの関心も高まっているとの報道が増えている。

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　ソシエダ加入1年目の昨季も、9ゴール4アシストと結果を残し評価を高めた久保。その勢いをさらに加速させるかのような今季開幕から4試合のプレーぶりを受け、現地メディアで注目されているのが保有権を50％保持しているレアル復帰への動向だ。

　久保は昨夏、保有元のレアルからソシエダへ5年契約で完全移籍。レアルが保有権の半分を600万ユーロ（約9億4800万円）で売却し、残りの50％を保持する形での契約（契約解除条項は約6000万ユーロ／約94億円に設定）が結ばれており、買い戻しには半分の3000万ユーロ（約47億円）を支払う必要がある。

　スペインメディア「elgoldigital」は、「レアル・マドリードは、久保建英のセンセーショナルなシーズンのスタートに注目している。久保がレアル・ソシエダで最も決定的な選手となったことは間違いない。もはや足元でボールを操るだけではなく、開幕から4試合で3ゴール、それも非常に内容のいいゴールで、すでにレアル・マドリードなどのチームから関心を集めている」と取り上げている。

「久保はレアル・ソシエダに移籍したが、レアル・マドリードは50％の保有権を残した。6000万ユーロの契約解除条項があるため、レアル・マドリードは3000万ユーロで久保と契約できる。久保がこのレベルでプレーし続けるのであれば、3000万ユーロという値段は安いと言えるだろう。しかし、背景も考慮しなければならない。久保自身は現在、レアル・マドリードへの復帰を望んでいない。イマノル・アルグアルシル監督の信頼が厚いレアル・ソシエダで、彼はとても満足している。試合を重ねるごとに彼のレベルは向上しており、チャンピオンズリーグ（CL）でのデビューを含め、華々しい1年が待っている」

　シーズン序盤の活躍により、久保への関心は日に日に高まっている。