“凋落の王者”レスターがプレミア史上ワースト記録を更新 14節時点の勝ち点13は歴代最少

英国史上では1962-63シーズンのイプスウィッチの「12」に次ぐスロースタートに

 日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは現地時間3日に最下位サンダーランドと対戦し、1-2で敗北を喫した。これにより第14節を終えた時点での勝ち点は13に止まり、ディフェンディングチャンピオンの成績としてはプレミアリーグ史上ワーストのスロースタートぶりであることが判明した。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 レスターは、前節終了時点で最下位に沈むサンダーランドを相手にペースを握られ、オウンゴールとベテランFWジャーメイン・デフォーのゴールで2点のリードを許す苦しい展開となった。後半23分から途中出場した岡崎がネットを揺らして1点差とするも、反撃はここまで。1-2で敗北し、リーグ5戦勝ちなし(2分3敗)という泥沼にハマっている。

 この結果、“フォクシーズ”(レスターの愛称)は暫定15位に沈んでいる。3勝4分7敗で獲得した勝ち点はわずか「13」、14試合終了時点における前年王者の成績としては、1962-63シーズンのイプスウィッチの「12」に次ぐワースト2位。名称が現在の「プレミアリーグ」に改められて以降ではワースト記録であることが明らかになった。

 チームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督も「奇妙なことだ。なぜならいいプレーはしているのに物事は正しい方向へ進んでいない」と頭を抱えている。一度狂った歯車は、そう簡単に元へ戻すことはできないようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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