「彼がここにいる理由が分かった」 リバプール遠藤航、謙虚な“自己分析”に現地ファン感銘「懸命に働いたよ」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

ニューカッスル戦でスタメンデビューを飾った

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間8月27日のプレミアリーグ第3節ニューカッスル戦(2-1)で加入後初めて先発出場を果たした。遠藤は試合を終えてクラブの公式YouTubeチャンネルに登場。インタビューに応じ、現地のファンからは激励の言葉が多く寄せられている。

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 ドイツ1部シュツットガルトからリバプールに加入した遠藤は8月19日のプレミアリーグ第2節ボーンマス戦でデビューを果たした。アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが退場して10人となった状況で投入され、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライと並ぶ形で守備的MFを務めた。

 先発デビューとなったニューカッスル戦では4-3-3のアンカーでスタート。しかし、0-1とリードされて迎えた前半28分にオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが一発退場となり、2試合続けて10人となったなかでのプレーを強いられた。スピードある相手への対応に苦労する場面があった一方で、組み立てのボール運びには安定感を見せた。そして後半13分に、MFハーベイ・エリオットとの交代でピッチを後にしていた。

 試合を終えて遠藤はクラブの公式YouTubeチャンネルに登場。インタビューに応じており、「素晴らしい気分。とても難しい試合だった。10人でプレーしなければいけなかったので。でも勝つことができて良かった。僕にとってとても大変だったけど、ベストを尽くそうと努力した。守備面では10人になった後はとにかく失点しないように努めた。それが僕の仕事。もちろんもっと良くなることはできる。後半は難しかったけど1-0で勝てたことは重要だった」とスタメンデビュー戦を振り返った。

 最後に「10人でプレーしていたけど勝つチャンスがあった。それは素晴らしい感触だし、僕たちには非常に強力な攻撃陣がいる。僕は守備面で手助けをするだけ。それが僕の仕事」と、自身の役割について分析した。

 これにファンからは470件を超えるコメントが寄せられ、「彼はまだ2試合しかプレーしていない。私たちは辛抱する必要があるよ」「彼は勤勉で謙虚。私たちにプラスの影響をもたらすと確信している」「リバプール在籍期間が短いのに懸命に働いたよ」「ミスもあったけど、彼のポジションやパスを出しやすい角度を作るプレーは本当に素晴らしかった」「ここからさらに良くなるだろう。彼はエリートではないし小さいクラブでデビューした。でも30歳でここにいるという事実が証明するよ」「突然の役割変更でも適応していた。感銘を受けたよ」「彼がここにいる理由が分かった」「彼は戦術や言語を理解している。今ではリバプールの選手として奇跡的なアドレナリンラッシュを味わっている」と、激励や後押しする声が多かった。

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