ブライトンが次に「売り出す」選手は? “資金繰り”の上手さをOBが指摘「三笘、マーチは候補の1人に過ぎない」

ブライトンのクラブ経営をOBが称賛【写真:ロイター】
ブライトンのクラブ経営をOBが称賛【写真:ロイター】

クラブOBサルトール氏のコメントを紹介

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、今季すでに1ゴール2アシストと開幕2節で首位に立つチームの主軸となっている。海外メディアは、今夏大型移籍で潤うブライトンが次に「売り出す」選手として三笘の名前を挙げた。

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 昨シーズン、プレミアリーグで最高成績の6位を勝ち取ったブライトン。三笘もリーグ戦7ゴールと初挑戦の英国で大きな飛躍を遂げた。その活躍ぶりを経てマンチェスター・シティからの獲得興味が報じられるなど、注目は高まっている。

 そんなブライトンは今夏の移籍市場で、エクアドル代表MFモイセス・カイセド(→チェルシー)、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター(→リバプール)らを放出。大量の資金を得る経営のしたたかさを示した。

 スペイン紙「マルカ」は「最も重要なことは、トニー・ブルーム会長が何を達成したいのかという明確なビジョンを持っていることだ。そして、インフラを整え、投資をした。スタジアムもスポーツ都市もない状態から、世界最高のものを手に入れた」というクラブOBブルーノ・サルトール氏のコメントを紹介している。

「彼らはプロセスに自信を持っている。彼らは1年や2年で頂点に立てるわけではないことを知っており、クラブを持続可能なものにするために努力している。収入以上の出費はしない」

 サルトール氏は古巣の資金繰りの上手さを強調。「ブライトンの成功の鍵」を分析し「日本の三笘、アイルランドの(エバン・)ファーガソン、イングランドの(ソリー・)マーチ、コートジボワールの(シモン・)アディングラなど、ブライトンで名を馳せた彼らは、次の大きな売却候補の1人に過ぎない」と三笘の名前とともに、クラブの方針について考察している。

「『成功』とは単に『売る』ことではない。成功とは、ただ売ることだけではないんだ。そして、それはピッチの上だけでなく、ピッチの外でも選手が生活水準やプレーシステムに適応するのを助けるはずだ」

 一貫した方針を軸に、クラブを成長させてきたブルーム会長の功績を称えたサルトール氏。三笘についても、今シーズンの活躍次第ではさらなるステップアップの可能性も出てくるのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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