クロップ監督、遠藤航をカタールW杯英雄より「明らかに良く評価」 リバプールの獲得リスト“優先度”を海外指摘

リバプールに加入した遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールに加入した遠藤航【写真:Getty Images】

遠藤はボーンマス戦で途中出場してプレミアデビューを飾った

 日本代表キャプテンのMF遠藤航は今夏の移籍市場で、ドイツ1部シュツットガルトからイングランド1部リバプールに電撃移籍した。ドイツメディア「Fussball Europa」は遠藤獲得前に検討していたカタール・ワールドカップ(W杯)の英雄を明かしている。

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 リバプールは今夏の移籍市場で前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョら中盤の主力選手の多くが一斉に退団。補強のターゲットとしてエクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラビアの名前が浮上していたが、いずれもチェルシーとの争奪戦に敗れた。

 そうしたなかで白羽の矢が立ったのが遠藤だった。日本代表のキャプテンをクロップ監督は高く評価しており、加入決定翌日のプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)でいきなりデビューも飾った。

 そんな遠藤の前にリバプールはフィオレンティーナのモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトの獲得を検討していたようだ。カタールW杯でモロッコ躍進を支えた最大の功労者と世界での評価が高まった。遠藤と同等の移籍金2000万ユーロ(31億円)と見られるアムラバト。だが、同メディアによると「リバプールはW杯の英雄と考えていたが、遠藤航の獲得を好んだ」「スポーツディレクターのヨルク・シュマットケ氏とユルゲン・クロップ監督は明らかに遠藤をより良く評価していた」という。

 カタールW杯の英雄よりも高く評価され27歳のアムラバトではなく、30歳の遠藤に白羽の矢が立ったようだ。

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