「これは感動」 リバプール遠藤航に“ARIGATO”、独ファン掲出の横断幕が話題「泣ける」

リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:Getty Images】

ブンデスリーガ開幕戦で遠藤に惜別メッセージ

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、8月19日のプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)で新天地デビュー。4シーズン在籍したドイツ1部シュツットガルトに別れを告げたなかで、古巣ファンがスタジアムに掲出した横断幕が話題に。感謝のメッセージが示された光景に感動の声が広がっている。

 今月18日にリバプール加入が発表されたばかりの遠藤は、翌日に開催されたホーム開幕戦で早くもベンチ入り。後半13分にMFアレクシス・マック・アリスターが一発退場となるアクシデントが発生したなか、数的不利な状況で新天地デビューを飾ると、攻守のバランスを保ち、チームの勝利に貢献した。

 本人が「夢だった」と語ったプレミアリーグへの電撃移籍は大きな話題を呼んだ。リバプール入りは今月17日に急浮上。MFジョーダン・ヘンダーソン、MFファビーニョの主力2選手がサウジアラビアへ移籍し、とりわけ守備的MFの補強が急務となっていたところに、遠藤に白羽の矢が立った。

 急転直下の移籍劇で、19年夏から4シーズン過ごしたシュツットガルトとは突然の別れに。2020-21シーズン以降、チームの主軸へ定着し、翌年からはキャプテンとしてチームを牽引した遠藤。21-22シーズンの最終節、チームを1部残留へ導く劇的決勝ゴールを挙げ“ヒーロー”として称えられる姿もあった。

 そんな日本人MFが、ファンに愛され続けていたことを物語るある光景が話題に。19日のブンデスリーガ開幕戦。ホームにボーフムを迎えた一戦に、当然ながら遠藤の姿はなかったなか、ファンが集ったスタンドの一角からは「私たちのクラブのために戦い献身してくれた4年間!どうもありがとう、ワタル!」と、メッセージが書かれた横断幕が掲げられたのだ。

 メッセージの最後(どうもありがとう、ワタル!)は「DOMO ARIGATO WATARU!」と日本語をローマ字で記す粋な計らいも。この横断幕がシュツットガルトの公式X(ツイッター)でアップされると、日本のファンからは「これは感動」「凄い」「泣ける」などと感動の声が寄せられ、シュツットガルトファンによる心温まる横断幕が大きな反響を呼んでいた。

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