オハラ氏は古巣への加入を熱望もクラブ側の姿勢も説明「獲得するつもりはないだろうね」

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間8月19日のプレミアリーグ第2節ウォルバーハンプトン戦で鮮烈なドリブル弾を披露した。今季初ゴールでチームの勝利に大きく貢献したなか、元プレミア戦士が同1部トッテナムへの移籍を熱望しているという。英メディア「HITC」が報じた。

　今シーズンのリーグ初戦で早速アシストをマークした三笘は、続く19日の第2節ウォルバーハンプトン戦でも左ウイングで先発出場。0-0で迎えた前半15分に左サイドから瞬発的なカットインで相手1人をかわすと、さらに背後から追いすがる1人をスピードアップして振り払う。

　エリア付近で構えていた2人の間を抜けてペナルティーエリア内に侵入し、冷静に右足でネットを揺らした。三笘はさらに後半1分、DFペルビス・エストゥピニャンの追加点をアシスト。1ゴール1アシストという大きな結果を残している。

　そんな三笘に対し、「HITC」ではトッテナムやウォルバーハンプトンなどで活躍したジェイミー・オハラ氏のコメントを紹介。古巣トッテナムが、ブライトンから三笘を獲得することを熱望しているという。

　ただ、オハラ氏は「トッテナムのダニエル・レヴィ会長は、26歳の日本代表FWを獲得するために大金を投じるとは考えていない」と主張する。そのうえで自身の三笘に関する見解を述べた。

「私は彼を愛しているが、彼ら（トッテナム）は彼を獲得するつもりはないだろうね。何にお金を使うか分からないが、三笘を買うつもりはない、それは確かだ」

　オハラ氏個人としては三笘獲得が古巣トッテナムへの大きな利益になると考えているようだが、同時にクラブ側はその意向がないことにも言及していた。