冨安のインテル移籍は「さらに複雑になった」 アーセナルDF負傷で白紙の可能性を伊紙指摘「残留する運命」

アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】

DFユリエン・ティンバーが大怪我で長期離脱

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はイタリア1部インテルからの関心が伝えられていたが、オランダ代表DFユリエン・ティンバーの負傷離脱を受けて、移籍の可能性は低くなったといえるかもしれない。

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 現地時間8月12日に行われたプレミアリーグ開幕節のノッティンガム・フォレスト戦(2-1)で今夏新加入のオランダ代表DFユリエン・ティンバーが右膝を負傷し、冨安との交代でピッチを後にした。

 診断の結果、ティンバーは右膝前十字靭帯の損傷で手術を受けることが決まった。長期離脱は確実で、今季絶望の可能性も伝えられている。左右両サイドバックやセンターバック、中盤に上がってのプレーまでハイレベルでこなし、加入から間もないにもかかわらず、すでにチームに溶け込んでいたティンバーの離脱はチームにとって大きな打撃となる。

 そしてこのティンバー離脱の影響は冨安の去就にも影響を与えるかもしれない。冨安にはインテルからの関心が伝えられていたなか、イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は「冨安がネッラズーリ(黒と青)のシャツを着る道はさらに複雑になった」「日本代表はおそらく(アーセナルに)残留する運命にある」と報じた。

 冨安はティンバー同様に左右両サイドをカバーできる。ティンバーやウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコのような攻撃面に特長がある選手とはキャラクターが異なるが、対人の強さなど守備面での貢献は際立っている。

 アーセナルが今夏の移籍市場でDFラインのさらなる補強に乗り出す可能性はあるが、マルチロールな冨安はこれまで以上に重用されることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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