なでしこJは「未来に向かっている」 W杯8強敗退でも止まぬ海外賛辞「次のW杯で…」

なでしこジャパンの将来性に英紙が太鼓判【写真:ロイター】
なでしこジャパンの将来性に英紙が太鼓判【写真:ロイター】

女子W杯8強でスウェーデンに惜しくも敗戦も今後へ期待感

 なでしこジャパン(日本女子代表)はオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)で開幕から4連勝でベスト8まで駒を進めるなど大躍進した。準々決勝ではスウェーデンに惜しくも敗れたが、英紙「ガーディアン」は「このチームは未来に向かっている」となしこの将来性に太鼓判を押した。

 日本はグループリーグで3連勝を飾り、首位で決勝トーナメントへ進んだ。決勝トーナメント1回戦ではノルウェーを3-1で撃破。鋭いカウンターと素早いパスワークの変幻自在な戦いぶりで、今大会の優勝候補に推す声も多く上がった。

 しかし、迎えた準々決勝ではスウェーデンに1-2で惜敗。スウェーデンの素早いプレスに苦しめられた日本は、今大会初めてリードを許す展開となり、0-2から終盤に1点を返すにとどまった。

 無念のベスト8に終わったが、海外メディアは日本の大躍進を絶賛している。ガーディアン紙は「なでしこは最初の4試合で見事に勝利し、優勝候補の一角だった」としたうえで、「キャプテンの熊谷紗希が次のW杯で見られるかどうかは分からないが、このチームは未来に向かっている。宮澤ひなたは依然として今大会のトップスコアラーだ」と今後への期待を記していた。

 2015年のW杯準優勝を最後に世界大会での表彰台から遠ざかってきた日本だが、14年にU-17、18年にはU-20世代がW杯を制覇。育成年代で結果を残し、当時の優勝メンバーが今大会にも出場していた。

 WEリーグなどの誕生も含め、継続してきた育成と強化が実を結び、今大会の快進撃につながった。そんな将来性十分のなでしこの活躍は世界に強烈なインパクトを残していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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