スウェーデン、なでしこ撃破でボーナス1000万円超を上積み 初優勝で各選手4000万円到達と母国紙報道

なでしこジャパンを破ったスウェーデン女子【写真:ロイター】
なでしこジャパンを破ったスウェーデン女子【写真:ロイター】

スウェーデンサッカー協会はすでに3500万円を獲得

 スウェーデン女子代表は8月11日、オーストラリアとニュージーランドで共催中のワールドカップ(W杯)準々決勝でなでしこジャパン(日本女子代表)に2-1で勝利し、ベスト4に駒を進めた。スウェーデン紙「Aftonbladet」は、今大会でスウェーデンの選手たちが手にするボーナスについて取り上げている。

 グループGを3戦全勝で首位通過したFIFAランキング3位のスウェーデンは決勝トーナメント1回戦でアメリカと対戦。アメリカに攻められる展開が続くも、GKゼチラ・ムゾビッチの好守を中心に延長戦を含めて120分間をしのぎ、PK戦の末に5-4で勝利した。

 8月11日の準々決勝では日本と対戦し、2点リードしたあとに1点差に詰め寄られたが、後半アディショナルタイム10分も含めて1点差を守り、2-1で逃げ切った。スウェーデンは15日の準決勝で、オランダを下したスペインと激突する。

 スウェーデン紙「Aftonbladet」は、各選手には今回のW杯に参加するだけで32万クローナ(約4300万円)が保証されていることを紹介しつつ、日本撃破により、ボーナスの累計が95万クローナ(約1270万円)から175万クローナ(約2360万円)にアップしたと伝えている。

「スウェーデンがW杯で優勝したら、選手はそれぞれ約300万クローナ(約4000万円)を受け取ることになる。スウェーデンサッカー協会はすでに少なくとも2600万クローナ(約3500万円)を受け取っている。優勝の場合は4600万クローナ(約6200万円)にのぼる」

 記事によれば、MFマデレン・ヤノギーは「正直、どう使うかはほとんど考えていなかった」と語り、MFフリドリナ・ロルフォは「選手にとってはもちろん、協会にとってもすごくポジティブなこと」と答えたという。

 スウェーデンは初のW杯優勝を目指して残り2試合を戦う。

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