浦和の守護神が描く敵地勝利のイメージ CS決勝の鹿島戦へ「GKが試合を決める場面が来る」

西川にとって縁起の良いカシマスタジアム

 それでも西川は、カシマスタジアムでの戦いに好印象を持っている。13年には当時所属のサンフレッチェ広島でリーグ最終節での大逆転優勝を飾り、浦和加入後も無敗。特に昨季のゲームではシュート27本を受けるなかで1失点に抑えて、勝利の立役者となった。それだけに「悪いイメージは一つもない。ピッチコンディションも日本代表のゲーム(11日の国際親善試合オマーン戦)で確認できているし、不安はない」と自信をのぞかせた。

 このチャンピオンシップに向けて、「大舞台ほど、ここぞという場面でGKが試合を決める場面が来る」と語っていた西川は、今季リーグ最少失点の自信と決意を胸に秘め、チームメートを包み込むような笑顔で浦和ゴールにカギをかける。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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