なでしこ決勝弾の清水梨紗、W杯躍進へ自信 「明るく、全員が同じ方向を向いている」

決勝ゴールを決めた清水梨沙(写真左)【写真:ロイター】
決勝ゴールを決めた清水梨沙(写真左)【写真:ロイター】

ベスト16ノルウェー戦で決勝弾、3-1勝利に貢献

 なでしこジャパン(日本女子代表)は8月5日にオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でノルウェーと対戦して3-1で勝利。後半5分に決勝ゴールを奪ったMF清水梨紗は「明るく、全員が同じ方向を向いている。これからも勝ち上がりたい」と話した。

 前半を1-1で終えていた試合は後半5分、日本がMF長谷川唯とMF宮澤ひなたのコンビネーションでペナルティーエリア内まで進出するもシュートに至らず。ここで相手がつなごうとしたパスに清水が猛然と詰めるとインターセプト。そのままGKと1対1になり、相手DFに寄せられながらもシュートを決めた。

 清水は「自分のところにこぼれてきていて、前半にも少し違うシーンがあった。トラップせずに打ったけど、次は落ち着いて打とうと思っていた。入ってくれて良かった。前半から左サイドからいいボールが来ていた。いつか自分のところに来ると思っていた」と喜んだ。

 2018年に代表デビューした右サイドのダイナモは、すぐにレギュラー定着してこれが代表67試合目。確かな技術と運動量でチームに貢献し続けてきたが、大舞台のゴールでチームを勝利に導いた。ベスト16は前回のフランス女子W杯でオランダに敗れたラウンドだっただけに、「本当に2019年に悔しい思いをした。まだまだこれからだけど、一つ壁を破れた。次に向かうけど、今日は本当にいい勝利だったと思う」と喜んだ。

 若手も増えた今大会のチームについて「ポジティブな言葉が溢れていた。1-1になった時も誰1人ネガティブではなく、自分ももう1点取るんだという気持ちでいた。明るく、全員が同じ方向を向いている。これからも勝ち上がりたい」と話した清水は、準々決勝でも日本の右サイドでハードワークし続ける姿を見せてくれるだろう。

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