インテルが2-1の逆転勝利! 2分間で試合をひっくり返す…PSGはジャパンツアーで未勝利

インテルがPSG相手に逆転勝利【写真:徳原隆元】
インテルがPSG相手に逆転勝利【写真:徳原隆元】

注目のネイマールも出場せず

 フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)とイタリア・セリエAの名門インテルが来日中の8月1日に国立競技場で国際親善試合を実施。インテルが2-1の逆転勝利を飾った。

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 PSGはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが昨季限りで退団し、去就問題に揺れるフランス代表FWキリアン・ムバッペは来日メンバーに入らず。負傷を抱えるブラジル代表FWネイマールは来日中の2試合連続で出場なく試合を終えている。この来日3試合目もベンチスタートとなり昨季の看板3トップを欠くなか、前線の核はレアル・マドリードから加入のスペイン代表FWマルコ・アセンシオになっている。

 一方のインテルは昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝。アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが前線の核で、そこに今季加入のフランス代表FWマルクス・テュラムがどのようなコンビネーションを見せるのかが注目されている。

 全体的にPSGが攻撃回数を増やしていく中で、前半14分には左右に揺さぶった攻撃から最後はアセンシオがペナルティーエリア内で決定機。しかし、シュートはゴールポストに当たって先制点のチャンスを逃した。インテルはマルティネスにボールを集め速攻がメインになったが、なかなかゴール前を切り崩すには至らなかった。

 互いにゴール前の場面が多くない試合を展開し、このまま前半は0-0で終了した。後半に入ってもそれほどゲームのペースは上がらなかったが、PSGは後半18分に先制点を挙げる。ポルトガル代表MFビティーニャがゴール正面から強烈なミドルをゴール左上に突き刺し、1-0のリードを奪った。

 一方のインテルは後半36分に途中出場のFWセバスティアーノ・エスポジトがペナルティーエリア内の右サイドでパスを受けると、ファーサイドに冷静なシュートを流し込んで1-1の同点に追いついた。さらにインテルは後半38分、ショートカウンターからMFステファノ・センシがゴール。両チーム交代を行いながらメンバーを入れ替えていく試合で、会場には「ネイマール」のコールが沸き起こったが、ブラジル代表のスターが投入されることはなくインテルが2-1で勝利した。

 PSGは今回の来日3試合ではアル・ナスル(サウジアラビア1部)と引き分け、セレッソ大阪に敗戦していただけに、1分2敗で終えた。一方のインテルはアル・ナスルと引き分けた後のPSG戦だったが、日本での2試合を勝利で締めくくった。

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