チェルシー、FWルカクの“レンタル放出”を拒否 移籍金62億円を要求…獲得画策のユベントスは長期戦覚悟?

去就が注目されているロメル・ルカク【写真:ロイター】
去就が注目されているロメル・ルカク【写真:ロイター】

ムバッペの去就次第では玉突き移籍も?

 イングランド1部チェルシーは、保有権を持つベルギー代表FWロメル・ルカクを2023-24シーズンはレンタル移籍で放出するつもりはないようだ。イタリア紙「トゥットスポルト」が報じている。

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 2021年夏にチェルシーはイタリア1部インテルからルカクを完全移籍で再獲得。しかし、ルカクはチェルシーの水に馴染むことはできずに期待された活躍はできなかった。2022年夏にはレンタル移籍でインテルに復帰し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出などにも貢献した。

 レンタル移籍期間を終えてチェルシーに戻ったルカクだが、今シーズンから指揮を執るマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下でも構想外となっている。インテルはルカクの再獲得を希望したが、チェルシーと金額面で折り合いはつかずに交渉は破談となった。

 そうしたなかでルカクの獲得に関心を示しているとされるのが、インテルのライバルであるイタリア1部ユベントスだ。今夏の欧州ではストライカーのドミノ移籍が起こるとみられている。震源となるのは、フランス代表FWキリアン・ムバッペを放出する見込みのフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)であり、PSGはユベントスのセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチの獲得に動くとされている。

 ブラホビッチを売却することになった場合、次はユベントスに新たなストライカーを獲得する必要が出てくるため、ユベントスはチェルシーにルカクのレンタル移籍を打診したという。チェルシーは4000万ユーロ(約62億円)での完全移籍を望んでいるため、ユベントスに対して断りを入れたという。しかし、記事では「移籍市場は信じがたい、魔法のような力を持っており、時間が経てば最初の『No』が『Yes』になる可能性もある。時間が経てばユベントスは移籍金を払わずに彼の給料を支払うだけで獲得ができるかもしれない」と、ユベントスが交渉を長期戦に持ち込むことで、高額なルカクの年俸を払うことを望まないチェルシーが折れるシナリオを描いた。

 サウジアラビアからの高額なオファーを拒否したとされるルカクだが、2023-24シーズンはどこでプレーすることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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