C・ロナウドが同僚ベイルに見せた意外な気遣い 自ら獲得したPKに対し「打つかい?」

 「マドリード・ダービー」でハットトリック達成のロナウド

 レアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドは、19日に行われたリーガ第12節で対戦したアトレチコ・マドリードとの「マドリード・ダービー」でハットトリックを達成し、3-0の勝利に貢献した。そのなかで、2点目となったPKの場面でのエース同士のやりとりに注目が集まっている。英メディア「101 Great Goals」が報じた。

 それは後半25分の場面だった。ペナルティーエリア内に抜け出したロナウドが相手DFステファン・サヴィッチに倒されてPKを獲得。周りのチームメートが歓喜に湧くなか、ロナウドはすぐさま目線をFWギャレス・ベイルに移した。

 ロナウドは少し離れた距離にいるベイルに対して、PKスポットに目配せしながら「Chutas?」と呟いた。これはスペイン語で「打つかい?」という意味合いを指す。

 その際にベイルは駆け寄り、座っているロナウドの腕を持って立ち上がるのをサポートしながら一言交わすと、ロナウドは頷きそのままPK スポットへと向かった。ロナウド自身が獲得したPKであることもあり、キッカーの断りを申し入れたのかもしれない。

 ロナウドはゴールへの貪欲さからエゴイストというイメージを強く持たれがちだが、ベイルに自らが獲得したPKのキッカーを譲る姿勢を示すなど、チームワークを重んじる大人な気遣いも垣間見せている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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