横浜FM、プレミア王者に黒星も“真っ向勝負”に手応え 「相手のプレスを剥がすことができた」

横浜FMがシティ相手に得た手応えとは?【写真:徳原隆元】
横浜FMがシティ相手に得た手応えとは?【写真:徳原隆元】

シティに逆転負けを喫するも堂々たるプレーを披露

 欧州王者を相手に、J1リーグ王者は敗れた。だが、勇気を持って臨んだチャレンジには確かな手応えもあった。横浜F・マリノスが7月23日、プレシーズンマッチでマンチェスター・シティと国立競技場で対戦した。

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 前半27分にFWアンデルソン・ロペスのゴールで先制した横浜FMは、さらに同37分にオーバーラップしたDF松原健がネットを揺らし、2点のリードを奪った。しかし、ミスも絡んで前半の内に同点に追い付かれると、後半には途中出場した昨季プレミアリーグ得点王のFWアーリング・ブラウト・ハーランドの2ゴールなどで突き放され、最終スコアは3-5。打ち合いの末に敗戦を喫した。

 横浜FMを率いるケヴィン・マスカット監督は「タフなチャレンジだった」と試合を振り返り、「このようなチームと戦った上で思うのは質の高さの違いだった」とシティとの力の差を認めた。

 しかし、テストマッチとはいえ、格上を相手に真っ向勝負を仕掛けたことには大きな意味がある。横浜FMはシティを前にしても引いて守ることはせず、普段のリーグ戦のように前線から果敢にプレッシャーをかけ、攻撃的なスタイルを貫こうと挑んでいた。

 結果としてミスからの失点はあったが、マスカット監督は「人生は選択の連続。簡単な道を進めばすごく楽だとは思いますが、我々は自分たちのやっていることを守りつつ、自分たちのアイデンティティーの部分を強く持ち、しっかり勇気を持ってピッチに立った。そういうことがしっかり出た試合だったと思うし、いい内容の試合だった」と十分な手応えを感じていた。そして「いろいろな部分で学びがあった」とポジティブな言葉で会見を締めくくった。

水沼宏太は「もっと上のレベルに行ける可能性を感じられた」と総括

 そうした監督の言葉と、ピッチに立った選手の言葉はしっかりと同調していた。「学ぶべきところがたくさんあった。でも同時にやれないことないなと感じれた部分もあった」。そう語ったのは、右サイドで先発したMF水沼宏太だった。

「チームとしてどうやって動くのか、どこにパスを出していくのか、相手をどうやって動かしていくのか。そういったところは必ず次につながると感じられたし、こういうサッカーやりたいなと思えた試合だった。僕らは今、Jリーグでは攻撃的なサッカーって言われていますけど、もっともっと上のレベルに行ける可能性を感じられた試合になりました」

 具体的に通用した部分について、マスカット監督は「前からいいプレスをかけることができたし、相手のアグレッシブなプレスも剥がすことができた」と自分たちが仕掛けるプレスと、相手から受けるプレスの回避の部分を挙げた。水沼も「ボールを取ったあとに一個剥がして押し込んでいけた部分は多少あったと思いますし、相手に(プレスを)剥がされたと同じような形でこっちが剥がしていく場面もあった」と相手のプレスをかわして攻め込む形は作れたと語った。

 もちろん、相手は新シーズンに向けて動き始めたばかりで、長距離移動のあとでコンディションが万全ではないことを忘れてはならない。だが、現欧州最強チームを相手にも通用する部分があると分かったことは横浜FMの選手たちにとっても確かな自信へとつながっていたようだ。

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