市船が流経大柏との“頂上決戦”を制し二冠へ前進 選手権出場を呼び込んだ「戦術的判断」とは

3-4-3でスタートした市船の選手が、ピッチ上で下した決断

 全国高校サッカー選手権大会の千葉県決勝は、市立船橋が流通経済大柏を2-1で下し、2年連続21回目の本大会出場を決めた。今夏の高校総体決勝と同カードになった全国屈指の強豪同士の一戦で勝負を分けたのは、市船イレブンのある“戦術的判断”にあった。

 この日、市船はキックオフ時のフォーメーションに3-4-3を選択。アルビレックス新潟内定のU-19日本代表DF原輝綺、湘南ベルマーレ内定のDF杉岡大暉が両サイド、中央にMF登録の金子大毅を置く最終ラインでスタートした。

 しかし杉岡が「相手は以前の対戦ではやり方を少し変えてきましたが、今日は自分たちのプレーを徹底してきました」と語る通り、序盤は流経大柏の前線からのプレスに押し込まれた。

 「流経さんにはスピード感とか、切り替えの攻防という強みがあります」と、市船の浅岡隆蔵監督は相手をリスペクトしつつもこう続けた。

 

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