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夏冬二冠を狙う市船など4校が新たに選手権切符を獲得! 残すは京都代表の1校のみに
広島皆実は4年連続の選手権出場
全国高校サッカー選手権大会の各県予選が20日に行われ、今夏の全国高校総体優勝校で二冠を目指す市立船橋(千葉)が、2年連続21回目の全国切符を手に入れた。また第87回大会の優勝校である広島皆実(広島)なども、本大会切符を手にしている。
市船は高校総体決勝でも激突した流通経済大柏との“再戦”に臨んだ。1万859人もの観客を集めた注目の一戦は、序盤こそ雪辱を期す流経大柏に押され気味の展開となった。しかし前半21分に、左CKからU-19日本代表DF原輝綺が打点の高いヘッドで合わせて先制する。その10分後に1-1と追いつかれたものの、後半4分にMF太田貴也のヘディングシュートが決まり勝ち越し。流経大柏が仕掛けた終盤のロングスロー攻勢にも耐えきり、千葉県勢では11年ぶりとなる2年連続出場を達成した。
広島大会の決勝では、広島皆実と鹿島アントラーズに入団内定しているFW安部裕葵を擁する瀬戸内が対戦した。前半を1-1で折り返す緊迫した展開となったが、後半23分に広島皆実が獲得したPKをFW藤井敦仁が成功させ、接戦を制して県4連覇を達成。安部は悲願の選手権の舞台に立つことはできなかった。
これで残す出場校は、11月23日に決勝戦が行われる京都だけとなった。10月のAFC U-19選手権で日本の優勝の立役者となったFW岩崎悠人が所属する京都橘と京都産大附の勝者が、今大会最後の代表校となる。
20日に全国大会出場が決まった高校は以下の通り。
埼玉:正智深谷(2年連続3回目)
千葉:市立船橋(2年連続21回目)
広島:広島皆実(4年連続13回目)
熊本:ルーテル学院(5年ぶり4回目)
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
茂野聡士●写真 photo by Satoshi Shigeno