“世界選抜”レアルを支えるスペイン人選手の輝き 宿敵バルサを凌ぐ強さの秘訣とは

負傷者続出の危機を救うスペインの俊英たち

 モドリッチは11月に入って復帰したが、今度はペペが左足ハムストリングを痛め、クロースが左足第五中足骨を骨折。クロースは年内復帰が絶望となるなど、レギュラークラスに負傷者が相次ぐ事態となっている。

 それでもリーガでは底力を発揮している。第12節は敵地でアトレチコ・マドリードとのダービーだったが、ロナウドのハットトリックで3-0と快勝を収め、20チーム中唯一の無敗となる9勝3分で首位をキープ。得失点差も34得点10失点と、いずれも宿敵バルサ(32得点13失点)を上回っている。主力離脱が相次いでも勝点を積み重ねているのは、バックアッパーと見られていたスペイン人選手たちの存在にある。

 まずFWでは「BBCトリオ」の座を脅かしているFWアルバロ・モラタだ。今季ユベントスから古巣へと買い戻しオプションで復帰したモラタは、先発出場こそ5試合にとどまっているものの、リーガ11試合に出場し4得点を挙げている。スペイン代表では中軸の24歳は虎視眈々とエースの座を狙っている。

 またケガ人が続出している中盤も、スペイン代表MFイスコが結果を残して、背番号10のMFハメス・ロドリゲスとのポジション争いを制する形となった。同じくスペインの近未来を担うと目されるMFルーカス・バスケス、MFマルコ・アセンシオも離脱者の穴を埋めるプレーを見せている。

 

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