市船が流経大柏を2-1で破り2年連続21回目の選手権出場! 高校総体との二冠獲得に挑む

高校総体決勝の再戦は、市船がまたも接戦を制し全国切符を得る

 全国高校サッカー選手権の都道府県予選で最大の注目カードとなった千葉県決勝、市立船橋対流通経済大柏の一戦が20日に行われ、2-1で市船が勝利。2年連続21回目の全国切符を手にした。

 市船と流経大柏は、今年度の全国高校総体決勝で対戦。また高円宮杯プレミアリーグEASTでも対戦するなど、高校サッカー界きっての名門対決が、千葉県予選決勝の舞台で再び実現した。市船は10月に行われたAFC U-19選手権の日本代表メンバーで、アルビレックス新潟入団が内定しているDF原輝綺、主将で湘南ベルマーレ加入が内定しているDF杉岡大暉らを擁する。一方の流経大柏は、高校総体決勝で市船に0-1で敗れたリベンジを期して決戦に臨んだ。

 試合は流経大柏が序盤から積極的なプレスで市船を押し込む展開となったものの、前半14分、右CKから原が打点の高いヘッドで市船が1-0と先行に成功した。しかし流経大柏も反発力を見せる。同31分、セットプレーからのこぼれ球をMF菊地泰智が巧みに左足ダイレクトで合わせ、相手GKの頭上を破って1-1とし、前半を折り返した。

 後半に入ると市船がセットプレーから立て続けにフィニッシュまで持ち込む。すると同3分、右サイドのMF金子大毅のクロスをMF太田貴也が頭で合わせ2-1。再び高校総体王者がリードを奪った。

 終盤に流経大柏は途中出場のMF宮坂昴輝のロングスローを活路に、何度も市船ゴールに迫った。しかし原、杉岡らを中心とした市船が粘り強く守り切り、夏の高校総体に続く二冠に向けての挑戦権を手にした。

【了】

茂野聡士●文・写真 text & photo by Satoshi Shigeno

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