アーセナル“新加入目前”MFライスのスタッツに海外驚嘆 「彼より優れていたのは三笘薫や…」
中盤ながら攻撃力で好スタッツ
イングランド1部ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスは移籍金総額1億500万ポンド(約193億円)で同1部アーセナルへの加入が目前に迫っている。中盤で攻守両面への攻撃が期待される24歳は驚くべきスタッツを残していると海外メディアが報じている。
中盤センターでプレーするライスの影響力はピッチ全体に波及する。守備に重きを置いた6番のポジションでも、相手のゴール前まで顔を出す8番としてもプレーできることから、アーセナルでミケル・アルテタ監督がどのような役割を任せるのかが注目される。
そんなライスの攻守両面での貢献はデータからも明らかだ。英紙「デイリー・メール」によれば、昨季のプレミアリーグでは最多63回のインターセプトを記録したのがこのライスだった。2位はブライトンのMFモイセス・カイセドで56回。ボール奪取能力はプレミア一だ。
そして、攻撃面で目を引くのがボールを相手陣内へと運ぶ力だ。同紙によれば、「プログレッシブ・キャリー(ボールを受けた位置から相手ゴールに向かって5メートル以上前進させること)」のスタッツは昨季リーグで25位に位置していたという。
一般的にはドリブルでボールを運ぶ機会の多いウイングタイプの選手が高い数値を記録する分野だけに、同紙は「このカテゴリはジャック・グリーリッシュや(ブカヨ・)サカ、(ガブリエウ・)マルティネッリ、三笘薫と競うことを考えると、印象的なスタッツだ」と驚きをもって伝えている。
また、アメリカ「CBSスポーツ」も昨季のプレミアリーグで「ファイナルサードへのボールキャリー数」でライスがトップ10に入ったことを挙げ、「彼より優れていたのはケビン・デ・ブライネや三笘薫、未来のチームメートであるブカヨ・サカといった選手たちだ」とアタッカー顔負けの能力を特筆していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)