英国EU離脱でユナイテッドの収益に大打撃! クラブの累積赤字は71億円増の463億円に

CL出場権の喪失が大きく響き、収益は35%減 その一方で赤字は18%も増幅

 マンチェスター・ユナイテッドは「Brexit」(ブレグジット)と呼ばれる英国の欧州連合(EU)離脱決定の影響で累積赤字が3億3800万ポンド(463億円)に増加したことが明らかになった。英地元紙「ガーディアン」が報じている。

 「Brexit」は英国経済を直撃しているが、世界屈指の名門クラブも例外ではなかった。今季の四半期の収益は2.8パーセントダウンし、1億2360万ポンド(172億円)から1億2020万ポンド(164億円)に減少。今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の喪失が大きく響き、収益は35%減の620万ポンド(約8億5000万円)になったという。

 そして、クラブの累積赤字は2億8620万ポンド(392億円)から約3億3800万ポンドに増加したという。記事は「(ドル・ポンドの)為替レートの影響を直接受けている」とレポート。英国のEU離脱による懸念から、ドル高ポンド安の流れがユナイテッドの赤字を18%増幅する形になったという。

「四半期の我々の収支結果は、欧州チャンピオンズリーグ出場権の喪失の影響を受けているが、来年に最高の収益記録ペースを維持していることは喜ばしい。この四半期ではトップクオリティの選手を獲得することができた。トロフィーを目指す本気度をまたしても示すことができた」

 ユナイテッドのエド・ウッドワード副会長は赤い悪魔の経営状況をこう語っているという。CL出場権喪失とEU離脱のダブルショックでユナイテッドは少なからずのダメージを受けているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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