柏木が誓う“浦和の10番”としてのCS制覇 苦い記憶は「準決勝を見て刺激に変える」

「浦和に来た理由はタイトルを取ること」

 川崎と鹿島が対戦する23日のCS準決勝を見ることで、決勝へ向けてモチベーションと緊張感を高めたいと話した。柏木にとっては、準決勝が白熱した接戦になることが、自分たちの決勝での好プレーにつながる手応えがあるのだろう。

 柏木は今季から、浦和の背番号「10」を身に着けている。クラブ史上でも2001年までプレーしたMF福永泰以来2人目の日本人10番になっているが、「優勝すれば、あの時の10番は柏木だったと思ってもらえる」と、タイトルへ向けた強い決意でエースナンバーを手に取った。

 だからこそ、「僕の浦和に来た理由はタイトルを取ること。これまで悔しさも申し訳ない気持ちもあるので、年間(リーグ)勝ち点1位とチャンピオンシップを取ることで、今年は浦和が強かったと感じさせることができる」と、力強く言い切った。

 “浦和の太陽”と呼ばれる男は、今季のJリーグ王者を決める舞台で輝きを放つはずだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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