独紙がドルト香川の日本代表での凋落ぶりを紹介 「先発か、移籍か」とハリル発言にも注目

今季ブンデスでいまだ無得点の香川に対して厳しく言及

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦(2-1)で先発落ちするなど、ハリルジャパンでの地位が揺らぎ始めている。そうした苦境はクラブでも同様だ。ドイツ地元紙「WAZ」は香川の不振ぶりを特集している。

 ここまでブンデスリーガで先発出場わずか3試合に止まり、いまだ無得点とレギュラーからバックアッパーへと降格している香川。代表の主力でもある香川の出場機会の少なさは、日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督の頭痛の種にもなっていた。サウジアラビア戦後の記者会見でハリル監督は「海外組はもっと頻繁にプレーしてほしい。コンペティションのリズムになってなければ、同じようなことが繰り返される。そしておそらく、先発で使われない」と、香川をはじめFW本田圭佑(ACミラン)やFW岡崎慎司(レスター)ら出場機会を減らした海外組に対して忠告していた。

「(川島)永嗣、本田、岡崎、(香川)真司、全員ですね。クラブで厳しい状況にあるのは知っている。彼らには言った。『先発を取りなさい。先発を取れるクラブに行きなさい』と。我々の強みは、海外組のプレー機会が多いかで決まる」

 同紙はこうしたハリル監督のコメントを紹介しつつ「日本代表の監督がBVBのスター、香川について:先発か、移籍か」と特集。香川が日本代表で控えに回っている状況を伝えた上で、「BVBもこの日本人からより多くのものを期待している」と厳しく言及している。

 

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