サウジ監督、誤審疑惑のシーンに不満爆発 「あれがPKであるか疑いを抱いている」

W杯アジア2次予選のUAE戦では決勝PKで勝利も…この日はPK判定に泣く形に

 サウジアラビアのファン・マルバイク監督は、シンガポール人レフェリーのイブラヒム・タキ氏によるPK判定に不満を露わにした。15日のロシア・ワールドカップアジア最終予選サウジアラビア戦は、日本が2-1で勝利したが、その先制点は前半終了間際に日本に与えられたPKによってもたらされた。

 緊迫した展開のなか、0-0で推移した前半43分のことだった。大迫のポストプレーから清武、久保とつながり、中央に折り返したボールを清武がシュート。これをブロックした相手MFアブドゥルマレク・アルハイブリのハンドと判定され、日本がPKを獲得。相手選手の抗議もあり嫌な雰囲気に包まれたが、キッカーを自ら務めた清武はPKをゴール左に決め、1-0と先制に成功した。

 しかし、このシーンのスロー映像では、アルハイブリの胸にボールが当たったようにも見え、誤審の疑惑が残る判定となった。アルハイブリが腕を伸ばしながらシュートブロックしたことが、タキ氏の判断を惑わせのかもしれない。このプレーについて、ファン・マルバイク監督は試合後の記者会見で不満を爆発させた。

「そもそもあれがPKであるか、私は疑いを抱いている。チームとしては苦しい瞬間だった。ハーフタイムにも(映像を)見たが、どうだったのかと思っている」

 サウジアラビアは、タキ氏が担当したW杯アジア2次予選のUAE戦で試合終了間際に与えられたPKで決勝点を決めて勝利していたが、この日は逆にPK判定に泣く形になった。

 

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