「若い僕らがもっとやらないと」 最終予選初先発の大迫は不発も「強い日本代表を作りたい」と宣言

 大迫が起点となった崩しから先制PKを奪取 本人は「点を取りたかった」と悔しさ露わ

 日本代表FW大迫勇也(ケルン)は、2-1で勝利した15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦に先発出場。正確なポストプレーで攻撃陣の起点となった。試合後には「若い僕らがもっとやらないといけない。もっと強い日本代表を作りたい」と語った。

 日本は前半43分に大迫が前線で起点となった崩しから、MF清武弘嗣が中央でシュートを放つと、これをブロックした相手MFアブドゥルマレク・アルハイブリのハンドと判定され、日本にPKが与えられた。清武がこのPKを冷静にゴール左へ決めて先制に成功。後半35分には攻守で圧倒的な存在感を放っていたFW原口元気が追加点を奪った。アディショナルタイムに1点を返されたが、最終的に日本が2-1で勝利を収めた。

「ホッとしています。先取点取りたかったがなかなか取れず、他のプレーでチームを助けようと思った。最低限のプレーをしただけなので、点を取りたかった」

 大迫は試合を振り返りこう語った。この11月シリーズで約1年半ぶりの代表復帰を果たし、11日のオマーン戦で2得点を挙げ、このサウジ戦でも驚異的なキープ力を生かしてチャンスを何度も演出した。「若い僕らがもっとやらないといけない。個人の能力を上げて、もっと強い日本代表を作りたい」と、代表戦士としての自覚が芽生え始めている。

 最終予選は5試合を消化し、日程の半分を終えて日本は暫定2位に浮上。今後に向けて「やっと振り出し戻った感じなので、まずは首位に立って、予選を突破してワールドカップに行けるようにしたい」と、新エース候補は気持ちを新たにしていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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