「世界最高のクラブ」 レアル加入の19歳ベリンガム、スペイン移籍を決断させた一戦とは?

レアル・マドリードに加入したジュード・ベリンガム【写真:Getty Images】
レアル・マドリードに加入したジュード・ベリンガム【写真:Getty Images】

6月15日に加入会見を実施

 スペイン1部レアル・マドリードに加入したイングランド代表MFジュード・ベリンガムが現地時間6月15日、記者会見を行った。元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏もつけた背番号5をつけることになった19歳は、プレミアリーグのクラブではなく、レアルを選んだ理由を語っている。移籍の専門家であるファブリツィオ・ロマーノ記者が伝えた。

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 ベリンガムはレアルと6年契約を結んだことが6月14日に発表され、15日には記者会見が行われた。移籍金は1億300万ユーロ(約156億円)になると元所属のドイツ1部ボルシア・ドルトムントは発表している。

 会見に出席したベリンガムは「僕はレアルがリバプールを破った決勝を見に行った。あの試合が、僕のレアル行きを決める大きな要因になった。僕は世界で最高のクラブに加入することになった。お金が重要だったのではない。僕のキャリアで、お金で何かを決めたことはない。このクラブは世界最高のクラブなんだ」と言い、「12~15か月前に、父に初めてレアルが関心を持っていると聞かされた。信じてほしいんだけど、その時は鳥肌が立って、心臓が少し止まったんだ」と、憧れのクラブであったことを理由に挙げた。

 レアルは今夏の移籍市場で、フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得にも動くと報じられている。「一緒にプレーしたいか?」という質問には、「そう思わない選手がいるだろうか」とベリンガムは答えたという。

 プレミアリーグのメガクラブからのオファーもあったことを認める19歳は、「もちろんイングランド代表の友達は、全員が僕にプレミアリーグに戻ってきてほしいと言っていた。それは簡単な選択であり、僕にとって安全な場所だっただろう。でも、大きな、偉大なレアル・マドリードからのオファーは断れないよ」と、繰り返した。

 FWカリム・ベンゼマが抜けて、攻撃陣が大きく変わると見られるベリンガムだが、レアルでどのようなプレーを見せるだろうか。

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