本田代理人がミランで戦力外の現状を認める 「彼はモンテッラの構想に入っていない」

兄の弘幸氏が伊メディアに語る 「なんの問題もない」と契約延長の希望も明かす

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、クラブと代表で窮地に立たされている。ミランではヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼を手にできず、今季公式戦の先発出場はわずか1試合となっている。日本代表でも11日の国際親善試合オマーン戦に先発出場したものの、格下相手にボールロストが散見。バヒド・ハリルホジッチ監督も「本田は試合のリズムが足りないのが確認できた」と厳しい評価を下している。

 そうしたなか、本田の兄で代理人を務める弘幸氏が、イタリア地元メディア「カルチョメルカート・コム」で、ミランで戦力外になっている現状を認める一方、本田がミランとの契約延長を希望していることも明かしている。

「2人(モンテッラと本田)の間に衝突はない。そして、彼はモンテッラの構想に入っていない。現時点でチームの重要な部分と(本田が)見なされていないようだ。フットボールの世界では、事態はすぐに変わる。彼はミランとの契約延長になんの問題もない。彼はこのクラブで幸せです」

 本田の代理人はこう語ったという。本田は10月25日の敵地ジェノア戦(0-3)で、それまで出ずっぱりだったFWスソを温存するために、モンテッラ監督から先発で起用された。だが、バックパスと横パスを繰り返す消極的なパフォーマンスに終始。味方のオフサイドトラップに取り残されて1失点目を招くなど低調なプレーで、千載一遇のアピールチャンスをフイにしていた。

 

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