英クラブサポーターが“物の投げ込み→選手流血” カンファレンスリーグ決勝の愚行に批判殺到「恥ずべき行為」
前半34分、フィオレンティーナのCKで事件が発生
UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)は現地時間6月7日、チェコの首都プラハで決勝が行われ、イングランド1部ウェストハムがイタリア1部フィオレンティーナに2-1で勝利した。ウェストハムにとっては久々の欧州タイトル獲得となったなか、同クラブのサポーターによる蛮行に厳しい批判の声が寄せられている。英メディア「スポーツ・バイブル」が報じた。
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大会創設後2度目となる今回の決勝は、後半に劇的な展開を見せた。同17分にFWサイード・ベンラーマのペナルティーキック(PK)でウェストハムが先制するも、その5分後に今度はフィオレンティーナのMFジャコモ・ボナベントゥーラが決めて試合を振り出しに。そのまま1-1で延長戦に突入するかと思われた後半45分、ウェストハムFWジャロッド・ボーウェンが値千金の決勝点を挙げた。激闘を制したウェストハムは、これにより58年ぶりとなる欧州主要タイトルを獲得している。
ただ一方でこの試合の前半34分、フィオレンティーナDFクリスティアーノ・ビラーギがコーナーキックを蹴ろうとした場面で、ウェストハムサポーターによって投げ込まれた物が選手の頭部に直撃し流血する事件が発生。記事はこの時、プラスチック製カップに加えペン型の電子タバコなどが投げ込まれたと説明している。ただ幸いにも大事に至らず、ビラーギはその後もプレーを続けてフル出場を果たした。
記事によると、この蛮行を目にしたファンからSNS上に「応援するチームが決勝に進んだなら品格ある行動を」「これは恥ずべき行為」「おぞましい光景だ」など、厳しい批判の声が相次いで寄せられているという。
半世紀以上の時を経て栄冠を掴んだにもかかわらず、一部サポーターのあってはならない行動により今回の優勝は少々後味の悪いものとなってしまったようだ。