古橋亨梧は「ボールを持っていない時休んでいると…」 対峙したDFが語るマークの“難しさ”「次の瞬間、バン!」
決勝で公式戦34ゴール目をマークし国内3冠に導いた
スコットランド1部セルティックは、6月3日に行われたスコティッシュカップ決勝で、2部のインバネスに3-1で勝利して国内3冠を達成した。この試合で日本代表FW古橋亨梧は先制点を挙げて、チームの優勝に貢献した。対峙したDFダニー・デバインが古橋をマークする難しさを語っている。スコットランド紙「The Herald」が報じた。
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古橋は前半38分、右サイドからのグラウンダーのクロスをゴールに押し込み、今シーズンの公式戦での通算ゴール数を34まで伸ばした。2つの国内カップ戦の決勝でゴールを決め、リーグ戦では得点王に輝く文句なしの活躍ぶりで、チームに国内3冠をもたらしている。
アンジェ・ポステコグルー監督とともにイングランド1部トッテナム行きも噂されているストライカーだが、直近で古橋の脅威を感じさせられたのがデバインだ。試合を振り返り、「暑さが私たち同様に、彼らにも影響したと思う。とてもゆっくりとした試合だった。僕たちが守備を固めて、彼らが我慢強く戦ったからかもしれない」とコメントし、そのなかでの日本人ストライカーに持った印象をとけた。
「僕は『キョウゴはオフ・ザ・ボールはほとんど何もしないな』と思っていた。ボールを持っていない時、休んでいるように感じた。そしたら次の瞬間、バン! と、その鋭さにやられたんだ。彼はとてもうまくゴールを決めたし、僕は最初のゴールを苦々しく思っている。でも、彼にあのスペースを与えたら、彼は相手を混乱させる。ボールを見ようとしたら、ほかの選手が絡んでくるんだ。グレッグ・テイラーは10番のポジションに何回か入って、そこに気を取られる。キョウゴは、背後にぶら下がっていて、何もしないように見せる。そこから一気に行動に移すんだ。それが彼のサッカーだ。とても鋭い。痛恨だったね」
セルティックでのシーズンは終わったが、6月の日本代表活動に招集された古橋。スコットランドを席巻したプレーを、森保ジャパンでも見せて、代表定着の足掛かりをつくることができるだろうか。