「大失態を犯した」 デ・ヘア、“決勝被弾の瞬間”に英メディア注目「ユナイテッドファンは激怒」

マンUのデ・ヘア【写真:ロイター】
マンUのデ・ヘア【写真:ロイター】

シティがFA杯決勝でユナイテッドに2-1の勝利 プレミアリーグに続き2冠を達成

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間6月3日、FAカップ決勝でマンチェスター・シティと対戦し、1-2で敗れた。ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの2得点に沈んだなか、2失点目の瞬間に見せたGKダビド・デ・ヘアの反応に英メディアが注目している。

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 決勝の舞台で実現した“マンチェスター・ダービー”は、開始早々にスコアが動く。ギュンドアンのキックオフで試合がスタートし、バックパスからGKシュテファン・オルテガがロングフィードを放り込むと、両チームが競り合ってペナルティーエリア手前に落ちたこぼれ球をギュンドアンがダイレクトボレーで合わせ、強烈なミドルシュートはゴール右へと突き刺さった。それでも前半33分、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがPKで同点弾を決めて、前半を1-1で折り返す。

 しかし後半6分、再びギュンドアンが立ちはだかる。ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネがコーナーキック(CK)の場面で緩やかなボールを放り込むと、ペナルティーエリア手前に構えていたギュンドアンが左足で合わせたダイレクトボレーで、ゴール左のネットを揺らした。シュート自体はミートせずにさほど威力のない一振りだったが、ユナイテッドの守備網をうまく掻い潜った形でゴールへと流れ込んだ。

 試合はそのまま1-2で終了。トロフィーを目の前にして苦渋を舐めることとなったユナイテッドだが、英メディアは2失点目の場面のデ・ヘアの対応に注目。英メディア「スポーツ・バイブル」は「デ・ヘアが大失態を犯したとファンが非難」と見出しを打ち、スピードがない長距離のシュートを止めることのできなかったデ・ヘアに対して、ファンが怒りを募らせていることに触れていた。

 また、英メディア「Caught Offside」も「ギュンドアンにボックスエリア外のボレーを決められたデ・ヘアにユナイテッドファンは激怒」と取り上げ、「ギュンドアンのシュートは先制点に比べて当たり損ねていたが、遅れた反応を見せたデ・ヘアの横をボールはすり抜けた」と指摘している。2失点目に関しては、デ・ヘアからの目線ではブラインドになっていた可能性が高いため致し方ない面もあるが、最終的には大一番でチームを救うセーブを披露することはできなかった。

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