札幌が首位維持、清水2位浮上で松本3位転落 J1自動昇格争い「2枠」の行方は最終節へ

首位の札幌は内村の劇的決勝弾で逆転勝利 勝利した清水が松本を追い抜く

 J2リーグは残り2試合となり、自動昇格の2枠を巡る争いが激化している。首位の札幌(勝ち点81、得失差31)、2位の松本(勝ち点81、得失差30)、3位の清水(勝ち点78、得失差46)がデットヒートを繰り広げるなか、札幌は敵地で千葉、松本は敵地で町田、清水は本拠地で岡山とそれぞれ対戦した。

 札幌は千葉に先制を許す苦しい展開となるも、71分にFW都倉賢のゴールで同点に追いつき、90+5分に内村圭宏の逆転弾で劇的勝利。松本は町田に足をすくわれ0-1と敗れ、清水はオウンゴールとチョン・テセの一撃で2-1と岡山に勝利した。これにより、札幌が首位を維持し、3位の清水が2位へ浮上した一方、松本は自動昇格圏外の3位へ転落した。最終節前の順位は以下のとおり。

■41節終了時点の順位(2位までJ1自動昇格。3位はプレーオフへ)

1位 札幌 勝ち点84 得失点差32

2位 清水 勝ち点81 得失点差47

3位 松本 勝ち点81 得失点差29

 最終節は札幌がホーム金沢戦、松本がホーム横浜FC戦、清水はアウェー徳島戦となる。首位の札幌は勝利すれば文句なしの昇格決定となるが、敗れた場合は清水、松本が勝利すると得失点差の争いにもつれ込む。一方、清水と松本も勝利すればJ2優勝のチャンスを残しており、分刻みで立場が変わることになりそうだ。最終節はすべて14時同時開催となるなか、J1自動昇格争いは得失点差も含めた戦いになりそうだ。

 

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