川崎OB田中裕介氏&鄭大世氏、引退セレモニー実施 「歴史の1ページに関われて嬉しい」「さらなる栄光を」

川崎は田中裕介氏と鄭大世氏の引退セレモニーを実施【写真:Getty Images】
川崎は田中裕介氏と鄭大世氏の引退セレモニーを実施【写真:Getty Images】

ホーム柏戦のキックオアフ前に等々力陸上競技場で実施

 J1は5月28日に各地で第15節を行い、等々力陸上競技場では川崎フロンターレと柏レイソルの試合が行われる。17時のキックオフを前に、スタジアムでは昨シーズン限りで現役を引退した川崎OBであるDF田中裕介氏と元北朝鮮代表FW鄭大世氏の引退セレモニーが行われた。

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 10年前に川崎でプレーしていた田中氏は、「今から10年前、この等々力で選手としてプレーしていました。その時は、今よりもスタジアムが小さく、クラブハウスも小さく、タイトルという星はありませんでした。10年たった今、すべてが揃っています。その今のフロンターレがあるのも、10年前のチームのサポーター、選手、スタッフのみんながいたからだと思います。その歴史の1ページに自分が関われたことは嬉しく思います」と、コメントし、「ここから10年後のフロンターレ、20年後のフロンターレを作るのは、今日ここにいる皆さんだと思います」と、さらなる応援を呼び掛けた。

 続いて鄭大世氏は、神輿に乗って派手な登場を見せた。多くの人に担がれた鄭大世氏だが、その横ではクラブのレジェンドである元日本代表MF中村憲剛氏も大きなうちわであおぎ、セレモニーを盛り上げた。川崎で112試合に出場して46得点を重ねたストライカーは、お立ち台に立ち、「2006年から4年間、プレーさせてもらって、すごく良い思い出がたくさんあります。ここでの時間があったから、プロとして17年間プレーできました」とキャリアを始めたクラブに感謝した。そして、現在公式戦3連敗中のチームに「今の川崎は、厳しい戦いを強いられています。僕らOBもサポーターのみなさんと同じ気持ちで、さらなる栄光と向上を待ち望んでいます」と、J屈指の強豪に成長したクラブのさらなる進化に期待を寄せた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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