“メッシ封じ”が奏功したブラジル 「チームは日々成長している」と指揮官も宿敵撃破にご満悦

W杯南米予選の大一番、ホームでアルゼンチンに3-0と快勝

 ブラジル代表のチッチ監督が、10日(現地時間11日)のワールドカップ南米予選アルゼンチン戦で3-0と勝利後、相手エースのバルセロナFWリオネル・メッシ封じの戦術が成功したと手応えを浮かべている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

「我々はこの勝利をカルロス・アルベルトに捧げたい。立ち上がりが予想以上に素晴らしかった。カルロス・アルベルトのゴールのイメージとともに試合前のスピーチを締めくくった。士気を高めるためだ」

 チッチ監督は試合後、元ブラジル代表キャプテンを務め、10月25日に死去した往年の名サイドバックに改めて哀悼の意を示した。そして永遠のライバルを倒すために、かつてのセレソン主将のゴールシーンを見せ、闘志を高めたという。

 会心の勝利だった。前半25分にネイマールの縦パスを受けたMFフィリペ・コウチーニョが最も得意とする左サイドからのカットインで中央に持ち込むと、右足で強烈なミドルシュートをゴール右隅に叩き込んだ。前半終了間際にはFWガブリエル・ジェズスからスルーパスを受けたネイマールが、GKとの1対1を制してブラジルが追加点を奪う。さらに後半13分には、MFレナト・アウグストの右からの折り返しをMFパウリーニョが詰めた。

 

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