三笘封殺の実力者もランクイン プレミアリーグの今季ベストDFトップ10を英紙選出

(左から)トリッピアー、ディアス、サリバ、ショー【写真:Getty Images & ロイター】
(左から)トリッピアー、ディアス、サリバ、ショー【写真:Getty Images & ロイター】

王者シティからはDFストーンズが6位にランクイン

 2022-23シーズンのプレミアリーグはマンチェスター・シティが盤石の強さを示し、3連覇を果たした。英紙「デイリー・ミラー」は今季プレミアリーグで活躍したディフェンダー(DF)をトップ10形式のランキングで特集。1位に輝いたのは、大躍進を遂げたニューカッスルを支えるベテランサイドバックだった。

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 王者シティからのランクインは意外にも1人で、ポルトガル代表DFルベン・ディアスのみ。「残念ながらリスト入りを逃したジョン・ストーンズと並んで3連覇に大きく貢献した」センターバックが6位に名を連ねた。

 日本代表MF三笘薫が所属するブライトンからは、9位に生え抜きのイングランド代表DFルイス・ダンク、7位に左サイドで三笘と好連係を見せるエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンの2人がランクイン。クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得と大躍進を遂げたチームの中から個の力の台頭も目立った。

 トップ4フィニッシュが近づくマンチェスター・ユナイテッドからは5位にアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス、3位にイングランド代表DFルーク・ショーと上位に2選手がランクインしている。マルティネスはアヤックスから加入直後だったシーズン序盤はプレミアリーグへの適応を疑問視されたこともあったが、その後に高いクオリティーを示して出場機会を増やした。生粋の左サイドバックだったショーはセンターバックにも対応し、「今季のユナイテッドにとって最も重要な選手の1人だった」との評価を手にしている。

 2位に選出されたのはアーセナルのフランス代表DFウィリアム・サリバ。フランス1部マルセイユからレンタルバックした22歳は、不動のレギュラーとして“ガナーズ”が長らく首位を走る原動力となった。「ELのスポルティング戦で負傷するまでセンセーショナルな活躍。ミケル・アルテタ監督のチームのバックラインで揺るぎない存在だった」とその重要性の高さが強調されている。終盤戦の不在が何よりも悔やまれる選手と言えるだろう。

ニューカッスルDFトリッピアーが堂々の1位

 そして堂々の1位に選ばれたのは、ニューカッスルのイングランド代表DFキーラン・トリッピアーだった。正確無比なキックを武器にセットプレーのキッカーを務めるなど攻守両面での活躍が光った。5月18日に行われたプレミアリーグ第25節延期分ではブライトンの三笘を完全に封じ込めたことも記憶に新しい。ここまでリーグ戦全37試合に出場し、1試合平均でタックル2回、インターセプト1回、クリア2回を記録。攻撃面でも1得点7アシストと出色のパフォーマンスを披露した。ニューカッスルにとって20年ぶりとなるCL出場権獲得の立役者となった偉大なキャプテンだ。

 ランキングトップ10の顔ぶれは以下のとおり。

10位 タイロン・ミングス(アストン・ビラ)
9位 ルイス・ダンク(ブライトン)
8位 トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)
7位 ペルビス・エストゥピニャン(ブライトン)
6位 ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)
5位 リサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッド)
4位 スベン・ボトマン(ニューカッスル)
3位 ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)
2位 ウィリアム・サリバ(アーセナル)
1位 キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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