「結果で証明しなければいけない世界」 失速の香川が2016年代表ラスト2連戦での逆襲誓う

世代交代の波を感じる10番 「チームは常に新しい力を必要としている」

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)は、クラブでも代表でも世代交代の波が徐々に押し寄せていることを実感しているようだ。「結果を残せないと勝ち残れない世界」と競争を歓迎している。

 2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に向けたアジア最終予選を戦う日本で、背番号「10」を背負う香川。しかし、このところは得点に絡む機会も少なくなるなど、低調なパフォーマンスが目についている。

 ドルトムントでも絶対的なレギュラーではない状況が続いているうえ、現在は慢性的な足首の負傷に悩まされている。11日の国際親善試合オーマン戦の前日練習を終えて報道陣の前に姿を見せた香川は、「(出場については)監督が決めることなので、明日の状態を見ながらですね」と試合出場については慎重な姿勢を崩していない。15日のサウジアラビア戦を前にリスクを犯せないものの「状態が悪ければやらない方がいいですし、良ければやることに越したことはない」と、出場の可能性に含みも持たせている。

 もっとも、コンディションが万全だとしても現在の日本代表における立場が安泰というわけではない。

 

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