伝説の悪童がレンジャーズ加入半年で契約解除 監督と衝突、公式戦44試合の賭け発覚で処分

数々の悪行を重ねてきたバートンが、スコットランドをわずか半年で去る

 元イングランド代表の悪童MFジョーイ・バートンが、フットボールの公式戦結果に関するギャンブルに参加した問題などで、所属するスコットランドの名門レンジャーズと契約解除となり、退団することが明らかになった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 ニューカッスル時代の2007年に暴行容疑で逮捕され、アルコール依存症の治療を受けるなどトラブルメーカーで有名なバートンは、スコットランド1部に戻ってきた名門に移籍後わずか半年で退団を余儀なくされた。

 今季バーンリーから加入した補強の目玉の1人だったバートンは、9月10日のセルティック戦で1-5と惨敗した後にマーク・ウォーバートン監督や同僚と喧嘩になり、活動停止処分を受けていた。そして、7月1日から9月15日の間に、フットボールの公式戦44試合の結果に関する賭けをしていたことが発覚し、スコットランドFAから処分を受けていた。

 クラブ側は特別措置としてユースチームでの練習参加を認めたが、バートンは最終的に退団することになった。プレミアで数知れない乱闘や裁判、リーグワースト7試合連続のイエローカードなど武勇伝を持つ悪童は、スコットランドでも負の伝説を残し、チームを去ることになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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