浦和GK西川、間一髪のライン上セーブは「自分的には余裕があった」 勝ち点「1」を呼び込んだ守護神の活躍

浦和の西川周作【写真:徳原隆元】
浦和の西川周作【写真:徳原隆元】

SNS上では「神セーブ」の声もあったプレーを自身で解説

 浦和レッズのGK西川周作は、5月20日のJ1リーグ第14節アビスパ福岡戦でファインセーブを連発して無失点に抑えた。チームは勝利こそ逃して引き分けたが、SNS上では「神セーブ」の声もあったプレーを自身で解説。現在の充実ぶりを感じさせる言葉が並んだ。

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 後半に入ると福岡が立て続けに決定機を作った。後半18分には敵陣でボールを奪うと最後は至近距離からFW佐藤凌我がヘディングシュートを放ったが、GK西川周作がライン上でセーブしてゴールを守った。2分後にはセットプレーからFW山岸祐也のヘディングシュートがクロスバーを叩き、こぼれ球に詰めたDF小田逸稀のヘディングも枠外に飛んだ。

 まず、佐藤のヘディングをセーブした場面について、シュートを打つ前から動き始めなければ間に合わないような、ボールが西川に向かって飛んできたように見えるタイミングのセーブについて、「練習通りのプレーができたと思いますね。ファーに行って、うまくコースを限定しながら。ヘディングをした選手も『これはもらった』という顔もしていましたけど、自分的には余裕があったので大きかったですね」と話した。

 そして、山岸のシュートの場面については「あの状況もメンタル的には落ち着いて準備できていたと思う。シュートを打たれた瞬間に、入らないと感じた。自分のポジショニングが外させたとも言えるし、日ごろの練習していることが試合で起きた。(クロスバーで)跳ね返るという予想もありましたね。そこまで余裕を持てるようになってきたと思いますし、考えながらではなく自然とポジショニングや準備ができているのが昨年と違うと思います」と、クロスバーに当たることを予想して次の対応に移っていたことが、小田のシュートにプレッシャーを与えた面があるとも言えそうだ。

 試合全体を振り返って西川は、「最低限、無失点で終わるのが責任だと思う。90分間集中できたと思うし、シュートを打たれる前にクロスボールに出られたのも良かった。今、GKチームでやっている練習が試合に出たと思う」と話す。昨季からジョアン・ミレッGKコーチが就任してベテランと思えないほどの進化を見せている西川だが、まさに鉄壁の仕事ぶりでチームにアウェーで最低限の勝ち点「1」を与えた。

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