4年9カ月ぶりに代表復帰の久保裕也が雪辱期す 「もうA代表しかない…」発言の真意とは

12年2月以来の招集 「結果が出せたから呼ばれた」と代表デビュー&活躍に燃える

 リオデジャネイロ五輪に出場できなかった雪辱をA代表で――。スイスでゴール量産体制に入ったFW久保裕也(ヤングボーイズ)が、「代表でも狙っていける」と4年9カ月ぶりに復帰を果たした日本代表での活躍に意欲を見せている。

 久保は11日の国際親善試合オマーン戦(カシマスタジアム)と15日のワールドカップ・アジア最終予選サウジアラビア戦(埼玉スタジアム)に挑む日本代表に2012年2月以来の招集となった。いまだ代表デビューは果たしていないが、スイスでは直近のリーグ戦3試合連続得点中と好調を維持し、ハリルジャパンのポジション争いに名乗りを上げた。「素直に嬉しかったです。チームで結果が出せたから呼ばれたのだと思います」と、久しぶりの舞台に士気を高めている。

「常に代表を考えていたわけではないけど、A代表を目指していたのは事実です。リオの後はすぐに切り替えました。逆にもうA代表しかないので、すぐに切り替えられました。リオは残念でしたけど、切り替えるしかなかったので」

 久保は代表への意気込みをこう語っている。リオ五輪では当初メンバーに招集されながら、所属するヤングボーイズの主力に負傷者が出た影響で急きょ呼び戻された。五輪の招集には強制力がないため、久保は泣く泣く大舞台を欠場する形になった。「もうA代表しかないので」という言葉に強い決意がにじみ出ている。

 

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