J2清水と“法廷闘争中”のゴトビ元監督が中国へ 最下位に沈む石家庄永昌の指揮官に就任

ブリーラムを3カ月で解任も、再建の切り札として白羽の矢

 もはや“爆買い”が代名詞となった中国リーグは選手だけでなく指揮官も世界的なビッグネームが並ぶが、日本で指導した経歴を持つ人材も増えている。元清水エスパルス監督のアフシン・ゴトビ氏が石家庄永昌の指揮官に就任したと、イラン紙「テヘラン・タイムズ」が報じた。

 イラン生まれでアメリカ国籍を持つゴトビ氏は、イラン代表監督を務めた後、2011年から清水の指揮官に就任。当時若手だったFW大前元紀、FW高木俊幸(現浦和)らを重用して、12年にはヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)準優勝に導いた。しかし14年途中にチーム不振の責任を取らされ解任。残りの契約期間を巡る報酬について、ゴトビ氏と清水が法廷で争う“全面対決”の様相を呈している。

 そのゴトビ氏は今年、タイの前年度王者ブリーラム・ユナイテッドの監督に就任したものの、わずか3カ月で解任された。フリーになっていた指揮官に対して、現在リーグ最下位の石家庄永昌がチーム立て直しの救世主として招聘した模様だ。

 

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