日本は「最も厳しい相手」 注目のアジアカップ、日韓戦の可能性を韓国メディアが懸念「16強という早い段階で…」

アジア杯で日韓戦の可能性は?【写真:ロイター】
アジア杯で日韓戦の可能性は?【写真:ロイター】

日本はグループD、韓国はグループEへ振り分け

 来年1月にカタールで行われるアジアカップで、森保一監督率いる日本代表はグループDに入り、インドネシア、イラク、ベトナムと対戦予定だ。そんななか、韓国メディアはグループEに入った母国代表について「宿命のライバルである韓国と日本。16強という早い段階で正面対決を繰り広げる可能性が出てきた」と日本との直接対決の可能性に注目している。

 2019年の前回大会、決勝カタール戦で敗れ準優勝となった日本。3大会ぶりの優勝を目指すなか、動向に注目したのが韓国メディア「news1」だ。記事では「国際サッカー連盟(FIFA)ランキング27位の韓国は、138位マレーシア、84位ヨルダン、85位バーレーンなど、客観的戦力で劣るチームを相手にグループリーグを繰り広げる」と予選リーグの実力差を指摘する。

 そのうえで記事では「1960年以降64年ぶりのトップ奪還に挑戦する韓国は、トーナメントのシナリオも念頭に置かなければならない」と勝ち上がった場合についても考察を展開した。

「最も厳しい相手でありライバルでもある日本がすぐ隣の組に割り当てられ、グループリーグ順位によって、トーナメント初戦から会う可能性がある。韓国が組1位、日本が組2位になれば、ベスト16で直接対決が決まる。日本が組1位、韓国が組3位になっても、トーナメントで早速対峙する可能性があるのだ」

 前回大会から24チームに拡大されたトーナメントでは、まず4チームずつ6組に分けてグループリーグを実施。各組上位2チームに3位の中の上位4チームを加えた16チームが決勝トーナメントに進出する。記事ではその変更で「対戦決定ケースが複雑になっている」と伝えた。

 一方、両国が各組1位で通過した場合は決勝戦前まで対決することはない。同メディアによると、韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督は「ライバルの日本とはベスト16で会いたくない」と話しており、「韓国の目標は(ベスト16で日本に会うことがない)グループリーグ1位通過だ。 そして決勝戦まで進む」と意気込みを語ったという。

 トーナメントへの道のりに変化が起こった今大会。インドネシア、イラク、ベトナムと同グループの日本は、どんな戦いを見せてくれるだろうか。

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