長友佑都、J1初ゴールの後輩と築く“良きライバル関係” 意外な接点と交流「僕に学ばせてくれた」

FC東京の徳元悠平と長友佑都【写真:徳原隆元】
FC東京の徳元悠平と長友佑都【写真:徳原隆元】

J1初ゴールを決めたDF徳元との交流を明かす

 衝撃のJ1初ゴールは、日本代表のレジェンドにとっても驚きだったようだ。FC東京は5月12日に行われた川崎フロンターレとの多摩川クラシコに2-1で勝利した。先制点は、2試合ぶりに先発出場したDF長友佑都のクロスが流れたボールを、逆サイドのDF徳元悠平が拾い、寄せてきたMF家長昭博をかわして、右足で決めたものだった。

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 ここ2試合敗れていたFC東京だが、長友は「両サイドバック(SB)がああやって関われるのは、FC東京が良い状態の時。どんどん関わっていきたい」と、継続していきたい意向を示した。

 そして、徳元のシュートについては「あれ、すごいね。練習でもなかなか見たことのないレベルのシュートを決めていました」と言って、報道陣を笑わせ「でも、打つことの大切さ。長らく僕もシュートを、そこまで打っていないというか。この前の福岡戦で1本打ちましたが、ちょっとその意識が欠けているなと。SBだから、DFだからとか、そういうイメージだけではなく、SBでも点を取れるというのは、今日、彼が示してくれたので。僕に学ばせてくれたので。良い勉強になりました。意識を変えてみます」と語った。

 徳元と長友は意外なつながりもある。誕生日が同じ9月12日なのだ。左SBのポジションを争う9歳差のレフティは、どんな存在かと問われた長友は、「可愛いですよ。昨日も試合前に彼を含めて後輩たち数人で一緒にウナギを食べに行ったんです。その活力が出たんでしょうね。今日も言っていましたよ。『ウナギを食べたから、今日決まった。毎回行きましょう』と言われたので、稼がないといけない」と語った。

 試合前日にウナギを食べるのは、日本代表がカタール・ワールドカップでも行っていたルーティンでもある。Jリーグ30周年記念スペシャルマッチで、リーグ戦5年ぶりとなる多摩川クラシコの勝利を飾れた背景には、ピッチ内外での長友の活躍があった。

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