U-20冨樫監督、W杯で対戦セネガル・コロンビア・イスラエルの印象は? 「個の戦いになってしまえばものすごくレベルが高い」

U-20アジアカップではベスト4で敗退【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
U-20アジアカップではベスト4で敗退【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

U-20W杯ではセネガル、イスラエル、コロンビアと対戦

 日本サッカー協会(JFA)は5月8日、U-20ワールドカップ(W杯)に臨むメンバー20人を発表した。アジア予選を兼ねたU-20アジアカップでチーム主将を務めたMF松木玖生(FC東京)、DFチェイス・アンリらが選出された。

 今大会は当初インドネシアでの開催予定だったが、イスラエルの出場権獲得後にパレスチナ問題に端を発した国内問題もあり開催権を返上。アルゼンチンでの開催に急遽変更され、開催国枠での出場も南米予選で敗退していたアルゼンチンに切り替わった。冨樫剛一監督率いるU-20日本代表はグループCでセネガル、イスラエル、コロンビアと対戦する。

 日本は初戦、現地時間21日にセネガル代表と戦う。直前の15日にはアルゼンチン代表との強化試合が決定しており、指揮官は「私たちのチームにとって昨年5月のフランス遠征で彼らに色々な気付きを与えてもらった。開催国とトレーニングマッチをするということは、彼らも(南米)予選を負けたなかで強度を出した試合をしてくれると思う。久々の海外、移動も含めた中でその試合をどれだけ強度を上げて戦えるか」と、まずは強豪との一戦に焦点を当てる。さらに、セネガルについては「アフリカナンバーワン。個の戦いになってしまえばものすごくレベルが高い。どういう戦いをするのか選手たちと共有して、なるべく自分たちの土俵に引き入れる戦い方をしたい」と分析した。

 また、第2戦はコロンビア代表と対戦。フランス遠征で対戦しているものの、負けており「印象の強いチーム」という。「実際に力もある。特にカウンターが鋭く、前線の個のクオリティーも高い。日本の雰囲気でゲームを進めれば一発でやられると思うし、選手もそういう印象を持っていると思う。緩みのないゲームができると思う」と、集中力高く臨む必要性を訴えた。

 イスラエルに関しては、冨樫監督自ら昨年のヨーロッパ選手権を現地観戦。「ものすごくいいチームで私たちと似ている」という印象があるようだ。「コレクティブでテクニックもある。身長はそれほどでもないが、スピーディーにやれる。決勝も化け物のようなイングランドと延長までいった。ただ、そこからあまり活動をしていないようなので、その間のことも含めスカウティングをしている。重要な最終戦なのでしっかり戦っていきたい」と引き締めた。

 日本は大会名称がワールドユースだった当時の1999年に、MF小野伸二らを擁して準優勝したのが最高成績。そのなかで、目標は「世界一」と監督は断言。「選手たちもチームで成長しているし、スタッフもそこを目指せるものを選手に共有したい」と悲願の優勝を目標に掲げた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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