アジアを制したU-19代表エースが桐光学園の試合を観戦 後輩に授けた“トーナメントの心得”とは
昨年度の選手権に出場した小川が、神奈川県予選を戦う母校を激励
第95回全国高校サッカー選手権の各都道府県予選が佳境を迎えつつある。その中でU-19日本代表を史上初のアジア王者に導いたFW小川航基(磐田)が、昨年までともに戦った母校・桐光学園の後輩たちに“トーナメントでの心得”を授けた。
5日、等々力陸上競技場で行われた神奈川県大会準決勝第2戦、桐光学園は県立座間との一戦に臨んだ。2年連続の出場権獲得を目指す桐光学園は、前半20分には左CKからFW西川公基のヘディングが決まり先制点を挙げると、その3分後には左サイドバックで川崎フロンターレ内定が決まっているDFタビナス・ジェファーソンが挙げたクロスがゴール前でこぼれ、最後はFW倉持快が決めて追加点を奪った。後半にも倉持がこの日2点目を決め、3-0で決勝進出を果たした。
時間があればプリンスリーグなど母校の公式戦をチェックしていたという小川は、この日も会場に駆けつけて、応援席で観戦。後輩たちの躍動ぶりに、成長を感じた様子だった。
「相手を圧倒していたと思いますし、いいチームになってきたなという印象です。僕がいた頃には全く試合に絡んでいなかった選手がプレーしているのを見て、“頑張ったんだな”と思いながら見ていました」