鎌田大地の圧巻“股抜き弾”、滑るようなドリブルを現地紙絶賛「まるで重力がないかのよう」

ゴールを決めて喜ぶフランクフルトの鎌田大地【写真:ロイター】
ゴールを決めて喜ぶフランクフルトの鎌田大地【写真:ロイター】

DFBポカール準決勝でシュツットガルトに3-2勝利

 ドイツ1部フランクフルトは現地時間5月3日、DFBポカール準決勝で同1部シュツットガルトと対戦。日本代表MF鎌田大地の鮮やかなゴールなどでフランクフルトが3-2と勝利し、決勝へ駒を進めた。地元紙が鎌田について「芝生の上を滑るようにドリブル…まるで重力がないかのよう」と絶賛している。

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 フランクフルトは鎌田とMF長谷部誠が先発した一方、シュツットガルトはMF原口元気がベンチスタートとなり、MF遠藤航とDF伊藤洋輝がスタメンに名を連ねた。

 試合は前半19分にシュツットガルトFWティアゴ・トマスのゴールでスコアが動く。劣勢のフランクフルトは後半6分にDFエバン・エンディカのゴールで同点に追い付くと、4分後の同10分に鎌田が魅せる。

 長谷部からのパスを受けた鎌田は、寄せてきた相手をかわすと、そのまま1人でドリブルを開始。左サイドからカットインし、タイミング良く右足を振り抜く。狙い澄ました低弾道の一撃が相手の股下をくぐり抜け、豪快にネットを揺らした。

 逆転に成功したフランクフルトは後半30分にカウンターを発動。鎌田がドリブルで持ち込んでラストパスと送り、FWコロ・ムアニが倒されてPKを獲得すると、これをコロ・ムアニが決めて3-1と突き放した。その後1点を返されたものの、フランクフルトが3-2と逆転勝利を収めた。

 勝利の立役者として現地で高い評価を受けたのは鎌田だ。ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」は、「前半は何がなんだかといった具合でピッチを歩き回っていた。しかし、2点目を決めた時、ゴールを祝福した時の二重の爆発があった。芝生の上を滑るようにドリブルする姿は、まるで重力がないかのようだった。2023年は、ダルムシュタット戦(DFBポカール・ベスト16)、そして今回と2度目のゴールだった。またコロ・ムアニのPKの前にラストパスを記録。ダイチはカップ戦でこそ輝くのか? いずれにせよ試合の勝者のようなものだった!」と記し、鎌田のパフォーマンスを絶賛した。

 6月3日に行われるDFBポカールの決勝ではライプツィヒと対戦するなか、再び鎌田の活躍が見られるだろうか。

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