対戦相手も奮い立った“久保狂騒曲” 長野の三浦監督は「もし活躍されたら…」と選手を鼓舞

FC東京OBの三浦監督も古巣の盛り上がりに驚き 「まだ中学生でしょ!?」

 FC東京のOBで、AC長野パルセイロを率いる三浦文丈監督は5日、古巣で巻き起こる“久保狂騒曲”にただただ驚き、「まだ中学生でしょ!?」と目を丸くしていた。

 この日、かつて自らもプレーし、現役を終えた古巣FC東京U-23との初の敵地戦で2-1の勝利を収めた。試合前のFC東京サポーターが歌う「You’ll Never Walk Alone」を耳にし、「久しぶりにユルネバを聞いて懐かしい感じがしましたね」と、変わらぬ光景にノスタルジーを覚えたという。

 しかし、かつて青赤の10番を背負った指揮官は、現役時代には目にしたことがない光景を目の当たりにした。

 この日、デビューを果たしたバルセロナ育ちのFW久保建英のプレー見たさに今季J3のクラブ最多動員記録を大幅に上回る7653人の観衆が集まり、報道陣はJ3では異例の75社182人が詰め掛けた。多くの人でごった返すミックスゾーンの異様な雰囲気を見て、三浦監督は思わず「まだ中学生でしょ!?」と、驚きの声を上げた。

 さらに、試合後の会見で「僕にやりにくさはなかったけど、選手たちにはあったと思う。ただ、選手たちには、もし(久保に)活躍されてゴールでも決められたら一日中映像を流されるよという話はしていた。それをいいモチベーションにしてくれたと思う」と言い、この一戦のモチベーションアップにも久保効果が一役買ったことを明かした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング