内田篤人氏が語ったベテラン興梠慎三の凄み ピッチ内の技術を絶賛「なんでもできる」

浦和の興梠慎三【写真:徳原隆元】
浦和の興梠慎三【写真:徳原隆元】

「内田篤人のFOOTBALL TIME」で浦和のエースFWに注目

 J1浦和レッズは、4月29日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦でサウジアラビア1部アル・ヒラルと対戦する。この試合に向けた特集を組んだスポーツチャンネル「DAZN」の番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、浦和のエースである元日本代表FW興梠慎三の凄みにスポットが当てられた。

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 2019年にもACL決勝に勝ち上がった浦和だったが、この時はアル・ヒラルにアウェーでの第1戦に0-1で敗れると、ホームでの第2戦でも0-2と完敗。2試合合計0-3という結果に終わり、3度目のアジア制覇を成し遂げられなかった。

 決勝に勝ち上がり、同じ相手と対戦することになった今大会も、初戦をアウェーで戦い、第2戦をホームで戦うレギュレーションになる。選手たちがリベンジに燃える浦和は、国内の公式戦11戦無敗(5勝6分)で大一番を迎える。

 決勝で対戦するアル・ヒラルは、超強豪だ。サウジアラビア代表がカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ第1戦でFWリオネル・メッシを擁するアルゼンチン代表に2-1の勝利を収めたことは記憶に新しいだろう。この試合のスタメン11人のうち9人が、アル・ヒラルの選手だった。そこに元ナイジェリア代表FWオディオン・イガロ、元マリ代表FWムサ・マレガ、ペルー代表MFアンドレ・カリージョといった外国籍選手がいるチームだ。2022年のFIFAクラブW杯では、準決勝で南米代表のブラジル1部フラメンゴを3-2で破り、決勝に進出。スペイン1部レアル・マドリードと3-5の打ち合いを演じている。

 そんな相手と対戦する浦和で今季、存在感を放っているのがベテランFW興梠だ。プレー映像を見た元日本代表DF安田理大氏が、「37歳やろ、今年。すごいな」と驚愕すると、鹿島時代にチームメイトだった内田氏は「本当に身体のケアとかしないんだけど、この人って。見て、腹。関係ないってことですよ」と、その天賦の才に笑った。

 さらに内田氏は、「性格的には、面倒見が良い。後輩にすごく優しくて、俺も何回も気にかけてもらっていた。プレーに関して言うと、ちょっと野性的なんですけど、ターンが上手いし、落としも柔らかい。スピードもあって、万能型かな。なんでもできる」と、ピッチ内外の印象を語った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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