森保監督、ブライトン戦視察で得た三笘活用の“ヒント” 「彼を囮にして…」
FAカップのブライトン×マンU戦を視察
欧州視察を行っている日本代表の森保一監督が4月26日、オンライン対応を実施。イングランド1部ブライトンでプレーするMF三笘薫について語った。
森保監督は4月14日に出国。約1か月にわたって欧州視察を行う予定となっている。4月26日にメディア対応に応じ、これまでフランクフルト対ボルシアMG、デュッセルドルフ対ダルムシュタット、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン・ミュンヘン対マンチェスター・シティ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のスポルティング対ユベントス、FAカップのブライトン対マンチェスター・ユナイテッド、グラスホッパー対ヤングボーイズの計6試合を視察したことを明かした。
プレミアリーグ挑戦1年目で24試合に出場して7得点4アシストとブライトンの攻撃を牽引する三笘について、日本代表でどのように生かすかヒントを得られたという。
「彼(三笘)にいい状態で、ボールを受けられるようにしてもらえるかというのは大切だと思いますし、これから彼に対するマークは親善試合、公式戦でも非常に彼の良さを消そうとしてくると思いますので、逆に彼にマークが行った時に周りを生かせるように、というところで、彼を生かすということのオン・ザ・ボールの部分と、彼を囮にして、ほかの人を生かすというところ、両方できるように代表チームでやっていければなと思います」
森保監督は三笘の生かし方のイメージを膨らましつつ、「彼はずっとこのまま成長してくれて、3月の代表戦のようにずっと試合に出続けてもらえたらいいですが、そうでない時もあると思う。ほかの日本代表選手のそれぞれ強みがあって、みんないい選手が揃っていますので、自分が戦術だとそれぞれの選手が言えるくらい、まずはレベルアップしてほしいなと思います。それぞれの個の良さを生かしながらチームとしてつながりを持ち、より相手に嫌がられる攻撃を仕掛けられるようにしていきたいなと思います」と周囲の成長にも期待を寄せていた。